2014年3月3日月曜日

悟りを開く方法。それは思考を観察すること。



悟りを開く方法について書きます。

といっても、最初に言っておきますが、僕自身は悟りを開いているかどうかというと、

それはわかりませんw

日々、喜んだり悲しんだりしている普通の人間です。

ただ、うつ病になって、地獄を見て、自我が崩壊するぐらいまで追い詰められて

そして、自我・エゴの正体を見破ることはできました。

そして、自分の本質である真我の存在をはっきりと知ることができました。

その結果、人生で深く思い悩むことがほとんどなくなり、生きることがずいぶんと楽になりました。

真我と常につながっている状態を悟りというのだと思いますが、僕は真我とつながりたいと思いつつも、ついつい自我・エゴ・思考に捕らわてしまいそうになる時もあります。

ただ、以前の僕との大きな違いとしては、

たとえ自我・エゴ・思考に捕らわれて悩んだり落ち込んだり悲観したとしても、
それは一瞬のことであったりして、決して長期間それに捕らわれたりはしません。

なぜなら、僕が落ち込んだり、過去を後悔したり、将来を不安に思う時というのは、

100パーセント、自我・エゴ・思考・マインドが、そう考えているということを見抜いているからです。

不安や恐怖や後悔というのは、100パーセント、エゴ・自我のなせる技です。

なので、僕は自分が不安に囚われた時は、ただじっくりと、その思考・エゴを観察します。

エゴや思考に打ち勝つ必要はありません。ただただじっくりとエゴ・思考を観察するだけでいいのです。

僕たちの中には誰にでも、自我・エゴ・思考・マインドと呼ばれるものが厳然として存在します。

そして、自我やエゴ自体は、生きるためには必要な要素でもあり、それを完全になくすことは出来ません。

どのような聖者・覚者であっても、自我は存在し、時に悩み、時に落ち込むことはあります。

しかしながら、聖者・覚者と呼ばれる人たちは、決してその自我・エゴと一体化することはありません。

なので、表面的には苦難や不安を呼び起こすような現象が起きたとしても、起きたことを、ただ起きたこととして、それをニュートラルな状態でただ体験します。

なので、苦労を苦労と思わず、苦難を苦難と思うこともなく、人生を淡々と生きることができます。

そして、自我ではなく、真我と一体化することが定着してくると、神の恩寵を受け、人生に素晴らしい現象がどんどんと起こってきます。

これは当然の話で、私たちは、自分が思考しているとこと、意識している世界を引き寄せていきます。

悩みにフォーカスしていると悩みをさらに増幅し、雪だるまのように悩みは大きくなり、人生は苦難に満ちたものになります。

人生に愛や喜びを見出している人は、さらなる愛や喜びをどんどんと引き寄せていきます。

誰もが、幸せに生きることを望んでいます。

それでも、これだけ多くの事件が起き、悩み苦しんでいる人が多いのは、

理由は一つです。

それは、
自我に囚われているからです。

真我に目覚め、悟りを開けば誰もが、魂の安定を得て、喜びの人生を歩むことができます。

でも、私もそうでしたが、悟りを開く… なんてことは、それはブッダとかキリストレベルの話であって、私たち凡人にはそんなことは無理! と思っています。

しかし、そういう思い込みこそが、自分の中の自我・エゴの声なのです。

赤ちゃんには悩みはありません。まさに〝いまここ〟だけに生きています。

私たちは全員、悟った状態で生まれてきます。

つまり人間は本質的に誰もが最初から悟っているのです。

悟りとは、生きていく中、成長していく中で、後付で肥大化してしまった自我・エゴの鎧を1つずつ脱いでいく行為です。

つまり、悟りは、どこか遠い場所にあって到達するものではなく、最初から自分の中にあったものを思い出すということです。

そして、これも大事なポイントですが、悟りを開くためにインドに行ったり、滝に打たれたりといった修業や苦行は必要ありません(そういう手法で悟りに到達する道もありますが…)。

悟りを開くための最も簡単な方法は、

自分の思考を観察する。

ということです。

これだけで、OKです。

この悟るためには、自分の思考を観察する。というアイデアについては、多くの覚者がそう語っています。

やまがみてるおさんの本の中にも、一貫してそのことが書かれていました。


この思考を観察するだけでOKというアイデアは僕にとって大きな救いとなりました。

なぜなら、思考を観察するという簡単な行為であれば、誰にだって(僕にだって)、それは生活の中でちょっと注意するだけで可能な行為だからです。



そして僕は実際に自分の思考を観察しはじめました。

すると本当にびっくりすることを発見しました。

僕は一日中、寝ている時以外は、一瞬も休むことなく、思考しているのです。

自分の頭の中のおしゃべりの止まらなさに思わず笑ってしまうほどでしたが、僕の中のエゴは一日中おしゃべりを、しかもたいていはネガティブなおしゃべりを続けていることを発見しました。

おしゃべりの内容は、ほぼすべて、過去や未来のことでした。

あの時、ああすればよかった…

あの時、彼はなんであんなことを言ってきたんだろう…

という過去に対する後悔や悲しみ


これから、僕の人生はどうなっていくのだろうか…

あの人との人間関係はまた回復することができるだろうか…

という、未来に対する不安や悲観


自我・エゴは全く〝いまここ〟にいません。

この自我・エゴに完全に乗っ取られると人は、ひどく落ち込み、不安神経症になり、うつやノイローゼにまで至ることになります。

僕は、思考を観察しはじめて、それを批判もせず、改善することもせず、ただただ観察し続けました。
そして、
「ああ、僕は〝いまここ〟にいないな…」
ということにだけ気付くようにしました。

そして、不安や恐怖があれば、それから逃げずに、その思考の中に飛び込んで、不安や恐怖を味わうようにしました。

不安や恐怖を味わい尽くせば、かならずその不安や恐怖は消えてなくなります。

なぜなら、それは自我・エゴが作りだして幻想だからです。

そうすることで、僕は〝いまここ〟に帰ってくることができました。


今でも、毎日、真我と自我の間を行ったりきたりはしています。

でも、観察を続けるだけで、自我にとらわれる時間は減り、真我とつながっている状態が増えるようになってきました。

毎日、いろんなことが起きます。

自分のことだけでなく、奧さんのことや子供のことでも、ちょっとした問題は日々起こります。

ただ、どんな問題が起きても、慌てず騒がず、冷静に善処できるようになりつつあります。


長文になってしまいましたが、僕の経験からも、

とにかく自分の思考を観察する

ということを実践するだけでも、人生はずいぶんと好転します。

そして、それが定着していけば、必ず〝悟り〟に到達すると思っています。


編集後記(日記)

今日の記事は、近所のガストから更新しています。
フリーになって自宅で仕事! というスタイルに憧れていたのですが、

奧さんは、四六時中、僕の顔を見ているのは苦痛なようです…(^_^;)

なので、最近はノマドワークしています…


僕は男なので、そういう感覚はあまりわからなかったのですが、女の人って

亭主元気で留守がいい!

という感覚があるんですね。

男と女って、人間ってくくりでは同種類ですが、
男と女って全くの別種類である
ということが、結婚生活を10年も経て
やっとわかってきました。

夫婦って本当に磨き合いの場だなと思います。^^



悟っている人たちのブログが読めます。
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こちらのランキングもいい記事がいっぱいあります。
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精神世界ランキング 


僕が今読んでいる本はコレ



アジャシャンティさんって、本当に静かで、平穏の中に生きている
現代の聖者という気がします。
以前にアジャシャンティさんの「あなたの世界の終わり」を読んで、すごく勉強になったのですが、その本は目覚めの後の落とし穴について主に書かれた本でした。
それに対して、上の本は、目覚めるための方法がくわしく書かれています。
良書です。


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4 件のコメント:

  1. こんにちは初めまして。
    私は28歳になる男性ですが、
    先日、ブログ主さんと
    全く同じような「悟り」を開きました。
    書いてあることと
    ほとんど同じような体験で
    いま不安や恐怖悩みなどは
    一切なくなってしまいました。

    また全人類は全員違う視点で
    この世界を見ているということに気づき
    また驚き、これは世界平和は難しいなとも
    感じています。

    近頃は、部屋にある机やパソコン、
    はては音までも身体の一部のよな感覚で
    何か地球と意識?が一体化してるような
    感覚があります。また万物の声が聞こえる
    感じもあります。

    また、あの日以降家族への絆?みたいなものも
    薄くなってしまい、恋や愛に対しても
    なんか蛋白になってしまった気がします。

    五代欲求のいまのところ性欲以外は
    かなりもう失くなっていると感じます。
    不思議ですね。

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  2. はじめまして。悟りで検索してこちらのブログに辿り着きました。共感する部分が多く、読みながら嬉しくなってきたんです。同じことを考えている人がいるんだなって。


    ぼくもブログを書いています。同じようなことを。とっても良い内容なので、紹介させていただきました。

    もしお気に召さないのであれば削除しますので、いつでも言ってください。
    それでは。

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  3. とてもいい記事ですね。
    参考になります。
    これからもよろしくお願いします。

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  4. いるんですね…同じ体験をされた方が。
    私はその感覚を知って約30年になります
    最近ネットで検索してみるとこうして見つかるので
    驚いています
    身近に同じ感覚の持ち主が増えると世の中変わりますから
    これからも頑張って下さい。そして勇気有る書き込みに感謝致します

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